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発見の森、仕事のフィールド。

謎の豊かさ

建前と本音を使い分けることは最も人間らしい行動のひとつであり、それ自体当たり前の事であるし、非難されるべきものではない。むしろ建前ばかりの社会、本音ばかりの社会を想像するだけで恐ろしささえ感じる。

人間社会はイメージやルール、バーチャルな共同的相互幻想で成立している。
「人類の進化」「人間社会の発展」はこのような幻想の膨張によって形成された。このバブルは無限に拡大し続け哲学なき科学技術、経済の一人歩きは止まるところを知らないかに見える。

このままでは地球の資源は確実に枯渇してしまうし、地球の環境もさらにダメージを受けることも確実である。そろそろ本気でスローダウンする時期ですね。「豊かさ」を享受している国からは生きてゆくのに困ってはいないのに、不況不況の大合唱が聞こえ、一方では戦禍にさらされ、飢えに苦しむ人たちがいる。何かおかしいとは感じていても所詮人間社会はこんなものと知らぬ振り。「このままでは地球で暮らせなくなる」と分かっていてもやめられない。まあ、その時には地球を脱出して宇宙の彼方に住かを見つけるか-ニューフロンティアやね。そろそろ本気で地球と折り合いを付けるときですね。

実体経済の100倍ものお金が株の取引きで毎日毎日世界中を駆けめぐる。
正にIT社会が生んだ金融のグローバル化やね。人・モノ・金・情報を集めて人類のよりよい社会のために企業活動をする。それが真っ当な仕事=実業というものだ。マネーゲームで国際経済をカジノ化して食い物にする。何かおかしいよねと思いつつ、TVに登場する政治家、経済人、アナリストは物の怪にとりつかれたように株価を論じ、リストラを論じる。そんな時代が永く続きましたね。そろそろ本気で何のための経済かに気づく時ですね。

日本はもう十分豊かです。日本はもう十分経済大国です。自分たちが本当に求めていることは何なのか。厳しい経済状況の中であるからこそそんなことを心の真ん中に据え、日々の仕事に本気でダイナミックに取り組んだり、日々の生活をしたり、遊んだり、学んだりしよう。自分たちが変われば必ず世界は変わってゆく。出来ない理由を云うのはやめて、出来ない真の原因に気づこう。
そんなことをつい云いたくなる今日この頃。本当は少し肩の力を抜いて、一歩退いて考えてみたら、いろんなレベルの「私たち」のあるべき姿が見えてくるもの。

世界の幸せを創造するのも人、世界を危機にさらすのも人、人が人の立場に立って考え、人が人にもう少し優しくなれる環境を創ることが出来たら、どんなに良いことでしょう。大した哲学も理由もないのに、自分の考えを他人に押しつけて人を支配しようとする人間。己の欲、得のみに囚われの身となっている人間。

発見の森は企業や地域が抱えているあらゆるレベルの問題を解決する糸口を見つけだし、その解決方法を提示し、時には共に解決の旅をしたいと考えているシンクタンクでありたいと思っています。こんな考え方が面白いよねと思っていただける皆さんと一緒に仕事がしたいと思います。

「誰が、何のために、何をするのか」この根本的な現状認識と問題意識と目的にあやまりがなければ、方法は自ずと見えてきます。